The Portrait of Aomi 3-chome Frontier


青海三丁目 地先の肖像 The Portrait of Aomi 3-chome Frontier
for Tokyo Biennale 2020/2021 Social Dive Program @ various places in Tokyo

東京のフロンティアである「青海3 丁目地先」という未だ地名も地番もない埋立地。
2020 年この土地は、最終処分場として都市のゴミを一手に引き受けながら、オリンピックの会場となる。一刻一刻姿を変えるこの場所で、どのような地霊(ゲニウス・ロキ)を見出すことができるだろうか。
地質学者によると、現代は奇跡的に海水面が安定している時代だという。沿岸部や埋立地に都市が発達したが、またいつ海水面が変化するかわからない。地球規模の視点から見れば刹那的な、しかし人間の視点から見れば多くの年月をかけて作り出した埋立地。そこは都市の最前線であると同時に、最初に無くなる都市かもしれない。
フィールドワーク及び資源ゴミを利用した参加型エキシビション/インスタレーションを通じて埋立地の場所性を捉え、私たち一人一人に関わる問題として向き合いたい。

note「青海三丁目 地先の肖像」
https://note.com/2_5architects/m/mbbc2954c5ce3

Tokyo Biennale 2020/2021 公式サイト
https://tb2020.jp/
https://tb2020.jp/project/the-portrait-of-aomi-3-chome-frontier/

images by fumika morito.
text by fumika morito + shingei katsu.

Yarn of the sounds


紡ぎ歌 Yarn of the sounds
Installation for Trolls in the Park 2019

普段は意識することのない、公園に発生している微細な音を捕らえ、その軌跡を展示します。
さながら獲物を捕獲する蜘蛛のように張り巡らした糸。
そこに生じた空間の濃淡は、音の所在を密やかに教えてくれるでしょう。
初日のパフォーマンスでは、二人の針子が糸を紡ぐ様子をご覧いただけます。

Trolls in the Park 2019
http://www.trollsinthepark.com/portfolio/2-5-architects/

photo by fumika morito.

Abstract mountain


My Gym My Village豊洲 園庭デザイン
柔らかな山 Abstract mountain

自然のもつ造形や色彩を抽象化することで、この遊具をデザインしました。子供たちの空間認識能力や色彩感覚などの感性が豊かに育まれる余地をつくっています。
敷地の外からも良く見える、この柔らかな山は、一見本当に土を盛ってできた築山のように見えます。近づいてよく見ると人工物であることがわかってきます。本当に土じゃないのか触ってみたくなります。触ると、弾性のあるゴムの感触があり、踏んでみたくなります。なめらかな斜面を、登ってみたり駆け下りてみたりしたくなります。頂上から眺めると、まるで大人の目線の高さに駆け上がったかのような気持ちです。シンプルな形ですが、少しずつ、様々な遊びを誘発します。
黄土色の築山は目につきやすいと同時に、広い芝生広場や広場を彩る豊かな植栽とも調和したランドスケープとなっています。

My Gym公式サイト
https://www.mygym.jp/

text by shingei katsu + fumika morito.
photo by fumika morito.

Mizu hagoromo

NOREN
水羽衣

「水」を表現する。瑞々しく、柔らかくときに硬質に、浮力を生じさせ、空気とも一体となる。
1つの色に染まらず、透明で、波打ちながら重なり合う。そんな「水」の様を、布を使って表す。
橋の下に今も昔も湛えられている「水」が未来をうつしゆくとき、どのような像を結ぶのだろうか。
水・布・雀色によって形作る、「水鏡」として時間をうつすのれんである。

素材:オーガンジー、染色生地
技法:プリーツ加工、ドレープ、ファゴディング

日本橋めぐるのれん展一次審査通過作品

image by fumika morito.

micro story: between _ and _

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「一双の物語」 for Troll in the Park 2018

13篇の詩の一部を手に取って参加してくださった皆様、どうもありがとうございました。以下に全文を公開いたします。


「一双の物語」

聞いてほしいんだ
僕と僕の大切な人の事を

僕らは一つだった
僕は君で、君は僕だった

青い空と蒼い水
たゆたう中で境目を探した
それがはじまり

僕らは波の音が絶え間ない場所にいた
ここよりもずっと遠くにね
たくさんの息吹がまわりでひしめき合って荒々しくもにぎやかだった

あるとき、僕らを強く細く呼ぶ声が狭間から聞こえたんだ
「  」
その声をたどって、暗がりを進むように長い旅をした

声に近づく
だんだんまばゆくなる
ここだ、と君は言った

遅野井、とよばれたこの地には、人々が耕す田が幾重にも広がっていた
ああ、この為にここにたどり着いたのか
陽の輝く中、そう思った

守るべき場所があるのはよい
僕と君は語った
手を携えて、ゆっくり、ゆっくり、この地に水をたたえ、根をおろそう、と

多くの人がこの地に潤いを求めてやってきた
幾度となく僕は雨を降らせ、君は池を湧水で満たした

いろんな名で呼ばれた。
「  」「   」「 」
多くの時が流れた

いつからだろうか、薄い帳に閉ざされたように、君の声が少しずつ遠ざかっていったのは
つないでいたと思っていた手が交わらなくなったのは

いまや君を呼んでもかすかな気配
だから、伝えてほしいんだ
雨の日は君への音色なんだと
晴れの日は君とこの地へたどり着いた日を思っていると

閉ざされても、永にこの地を潤そう
そう、君は僕と一双のこの池の主なのだから

Instagram tag: #一双の物語

text and photo by fumika morito.

Ichinoseki Kunpu Noen


一関 薫風農園 リノベーション
岩手県一関市

平泉の大工さんやクライアントと相談しながら作り上げた、築40年の木造家屋のリノベーション計画。
母屋にあるキッチンは、見せる収納を多く取り入れた、明るく開放的な料理作家の仕事場となった。キッチン天井の照明器具は一関の夜空に広がる星座を意識したデザインとし、遊び心も取り入れた。隣り合う食品庫にもシンクを設け、下ごしらえなどがしやすいようにしている。
浴室は底上げして入口部の段差を減らすとともに、冬でも暖かいように電気式床暖房を設置した。長年使用されていた檜葉の浴槽は鉋掛けして再利用している。
新旧が随所で交わるこの家にて、更なる年月が編まれることを願っている。

料理作家・豊村薫さんの『薫風農園』
https://kunpu-noen.com/

『ミセス』2019年7月号掲載
https://mrsplus.net/lifestyle/私の台所/
『天然生活』2019年11月号掲載
https://tennenseikatsu.jp/_ct/17303494

photo by fumika morito.

Colorful Grid


Colorful grid / 建築体験ワークショップ Architecture Experience in Wa Meets Jazz 2018
ARCHITECTS STUDIO JAPAN + 2.5 architects
増上寺光摂殿エントランス

無限に広がる方眼紙のようなグリッド(格子)を思い思いの色に塗ってもらうことで、色の集合によってインスタレーション空間を作り上げるワークショップ。
建築体験の初源的要素である色彩と空間とに焦点を当てて、グリッド・ペイントを通じて建築空間を感じる感受性を養うことを目指した。
参加者は画材を使用して、配布された方眼用紙に自由に着彩。これらを列柱に貼ってゆくことで、グリッドの空間性と、人々の感性の多様性を可視化してゆく。

http://wameetsjazz.com/

text by shingei katsu.
photo by fumika morito.